新潟まち遺産の会は、新潟に残る歴史ある建物をまちの貴重な「遺産」と考え、その価値を知り、感じていただくための活動を行ってきました。
設立15周年を記念し「歴史まちづくり法」を活用したまちづくりについて考えるシンポジウムを開催します。
歴史的建造物をめぐる国の施策も大きく変わってきたなか、私たちの町「新潟」が、残された貴重な遺産をどう生かしながらこれからの都市像をイメージしていけるのか、語り合います。



 

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新潟まち遺産の会設立15周年 記念シンポジウム
「歴史まちづくりの未来」

新潟は戦災を免れた数少ない日本の主要都市のひとつです。

大火や地震などの災害をくぐりぬけ、中心市街地とその周辺(古町・下町・西大畑など)には、戦前の町屋やお屋敷など歴史的建造物が残されています。

また古町通8・9番町周辺には料亭、待合、置屋の建物などが残り、新潟の花柳界を今も支えています。

これらの歴史的資産をしっかりと守り、さらにより輝かすために、今後は防災対策や修景、街並み整備などを長期的・計画的に進めていく必要があります。

2008年に施行された「歴史まちづくり法」は、国指定文化財(重要文化財・国指定名勝など)の周辺地域の歴史的風致を維持向上させるための「面的な整備」を国が支援するという画期的な制度です。

新潟の中心市街地(新潟島)には、 萬代橋、旧県会議事堂(県政記念館)、旧税関、旧斎藤家別邸、白山公園など、少なくとも5つの国重要文化財、国指定名勝があり、この制度によるまちづくりが可能な格好の地域です。

またこの制度の活用によって、国指定文化財のある市内のほかの地域の歴史的風致向上に取り組むことも可能です。

新潟に残る数々の古い建物(歴史的建造物)をまちの貴重な遺産と考え活動してきた「新潟まち遺産の会」の設立15周年を記念し、「歴史まちづくり法」を活用した、新潟のこれからのまちづくりを考えます。

 

 

令和元年69日(日) 

13:3016:30(受付開始13:00

会場:新潟国際情報大学新潟中央キャンパス9階講堂

新潟市中央区上大川前通7番町1169

tel. 025-227-7111

 

定員:150

資料代500円(新潟まち遺産の会会員は無料)

主催:新潟まち遺産の会

共催:古町花街の会、新潟大学都市計画研究室

後援:新潟市、(一社)新潟県建築士会、(公社)日本建築家協会関東甲信越支部新潟地域会、新潟商工会議所、旧齋藤家別邸周辺地区景観形成推進会、新潟古町まちづくり株式会社、NPO法人全国町並み保存連盟、新潟県まちなみネットワーク、NPO法人いわむろや、特定非営利活動法人みなみらいプロジェクト

 

プログラム

⬛貴重講演

岡崎篤行(新潟大学教授・新潟まち遺産の会副代表・古町花街の会副会長)

「歴史まちづくり法」の概要と同法による各地のまちづくりを紹介します。

 

パネルティスカッション

「歴史まちづくり法」の使い方を考える

実際に「歴史まちづくり」法によるまちづくりに取り組む富山県高岡市から、歴史的建造物の所有者でもある丸谷芳正氏をお迎えし、同法の意義や利点を伺うとともに、新潟市でどのような取り組みが今後考えられるかを話し合います。

 

 

パネラー

丸谷芳正(富山大学名誉教授・高岡市の歴史的風致形成建造物所有者)

高須雅史(旧小澤家住宅周辺の歴史的町並みを考える会事務局)

馬場大輔(北方文化博物館営業課長・旧齋藤家別邸周辺地区景観形成推進会)
前川周作(新潟古町まちづくり株式会社・代表取締役 
コーディネーター
大倉宏 (新潟まち遺産の会代表)
コメンテーター
岡崎篤行

 

懇親会

シンポジウム終了後、別会場にて懇親会を予定しています。
パネラーを交え、会員以外の参加も可能な懇親会です。
料亭のお座敷で芸妓の舞を堪能しながら意見交換を行います。立方はお披露目したばかりの新人さんです。

 

時:1800~

所:かき正(東堀通9番町1407) tel.025-222-8291

会費:7000円(特別価格) *6月8日(土)以降のキャンセルは実費のお支払いをお願いします

定員:30名 (要申込・定員になり次第締切)

 

 

シンポジウム・懇親会申込

メールかFAXにて。
*懇親会参加の方は受付結果をお返事しますので連絡先を記載下さい。

fax.025-228-2537

E-mail chanoma@machi-isan.sakura.ne.jp

 

 

お問い合わせ:伊藤純一アトリエ(新潟まち遺産の会事務局)tel.025-228-2536